ローバーミニ(Mini、ミニクーパー)スターターモーターを分解清掃後取付方法について解説致します。
●ローバーミニ、セルモーター、オルタネーター、ディストリビューターの取外し記事は以下をご参照ください。
https://old-mini.com/rover-mini-alternator-starter-distributor/
目次【スターターモーター 分解/取付方法の解説 】
使用する道具/用具
使用する道具は以下です。
- インチボックスレンチ
- インチ・センチスパナレンチ
- プラハンマー
- トルクスレンチ
- パーツクリーナー
●トルクスレンチ |
●スターター本体 |
●スターター本体はミニスペアでも購入可能
http://www.minispares.com/default.aspx
スターターモーター分解清掃の手順
予めスターターモーターの汚れ、錆などは灯油やパーツクリーナーで清掃しておく。
構造に関しては以下の画像を参照。
(こちらのサイトで動作説明もございますので興味のある方はご参照ください)
https://www.goo-net.com/pit/magazine/repair/electrical/25660/
※画像参照先
https://water.sound-st.com/archives/3392
1、まずはマグネットスイッチとモーター連結の電線を外す
2、ボルト2本を外しマグネットスイッチ本体を外す、内部プランジャーは引っかかっているだけです。
3、モーター背後のシャフトカバーを外しシャフトを固定しているCプレートとワッシャーを取り外す
4、ついでブラシカバーをトルクスレンチを使ってボルト2本を取り外しカバーを注意深く抜き取る
抜けにくい場合はプラハンマーでカバーを軽く叩きながら抜く
ボルトが付いている方向を記憶しておく
5、ブラシホルダーからブラシ固定プラスチックプレートとスプリングを取り外してブラシをフリーにする
6、4か所のブラシがフリーになったらブラシホルダーごとアーマチュアコイルから取り外す
7、ブラシの摩耗具合とアーマチュアコイル接点部の段差や摩耗具合が無いか確認
8、問題無いようならブラシカスや汚れをパーツクリーナーで清掃しグリスアップをしながら元通り組み立て
もしブラシが残り5mmに近いようなら限界値ですのでブラシの交換をしたいところですが
ブラシのパーツを入手する事が出来ないため本体ごと交換となります
以上で下準備ができました。
スターターモーターの取付
1、取り付け前に動作確認をします。バッテリーとジャンパーを使い
バッテリー+をマグネットスイッチのプラス端子へ接続、バッテリーマイナスをスターターボディーへ接続し
大きい平端子と接続した+をドライバー等で短絡するとスターターが回転しながら先端のピニオンが動くのを確認する
【注意】接点に火花が飛びますので注意し、回転と同時にモーターが動くので確り固定していおて下さい。
2、スターターはボルト2本で固定
3、電線はバッテーリーからの太い電線×1と茶色の電線×2を+端子に接続し大小平端子×2を接続
以上完了
スターターのO/Hだけであればこの時点でスターターが回りエンジンが始動する事をご確認ください。
まとめ
スターターのオーバーホールとなると本来ならブラシ交換が前提となりますがなにぶん一般的にブラシが入手出来ないため分解掃除のメンテナンスとなります。
厳密に言うと自動車の電気屋さんへ出せばO/Hも可能ですが、自動車の電気屋さん自体があまり見受けられないのでブラシの摩耗が多い場合はスターター丸ごと交換が一般的になるかと思います。
- 使用する道具/用具について
- スターターモーター分解清掃の手順
- スターターモーターの取付
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