エンジン・ミッション関係組立 エンジン系修理 修理方法 組立て/交換

ローバーミニ、オルタネーター/サーモスタット/ファン/ファンシェラウド/Vベルトの取付 Mini ミニクーパー

更新日:

オルタネーター/サーモスタット/ファン/ファンシェラウド/Vベルトの取付

オルタネーター/サーモスタット/ファン/ファンシェラウド/Vベルトの取付

ローバーミニ(Mini、ミニクーパー)オルタネーター/サーモスタット/ファン/ファンシェラウド/Vベルトの取付について解説致します。
今回はエンジン周りの補器類の取付についてですがラジエーターは次回の予定です。
だんだん仕上がってきてますので楽しみです!

●ラジエーター周辺の取り外し記事は以下を参照してください
https://old-mini.com/rover-mini-remove-engine/

 

 目次【オルタネーター/サーモスタット/ファン/ファンシェラウド/Vベルトの取付解説 】

使用する道具/用具/パーツ

使用する道具は以下です。

  • インチボックスレンチ
  • ミリボックスレンチ
  • ミリ/インチスパナレンチ
  • カッター/ハサミ
  • 液体ガスケット
  • Vベルト2本
  • ファンシェラウド(スポンジタイプ)

 

●液体ガスケット
【クーラー付きの場合】
●オルタネーターベルトRAF K235
【クーラー付きの場合】
●ファン・クーラーベルト:RAF 2355

●スポンジファンシェラウド
http://minimaruyama.co.jp/parts/p1332.html

 

オルタネーターとVベルトの取付手順

クーラー付きとクーラー無しとでは多少違いますが、クーラー無しの方が比較的簡単です。

1、オルタネーターをサーモスタット手前の取付位置に置き支点部のボルト2本で仮止め

オルタネーター仮置き

オルタネーター仮置き

2、クーラー付きでは下側にテンショナープレートを取付コンプレッサーの耳部と連結した状態で取付け仮止め

3、Vベルトをコンプレッサー奥側とオルタネーターのプーリーに引っかける、その際プーリーのセンターが合ってるか確認
  合ってない場合は平ワッシャー等のシムを使い調整

プーリーセンター確認

プーリーセンター確認

プーリーセンター出し

プーリーセンター出し

 

4、バールを使いコンプレッサーとオルターネーターの間に入れオルタネーターを上に押し上げベルトを張る

5、張った状態でテンショナーボルトをロックしバールを外してからオルタネーターの支点ボルトもロック

6、ベルトの張りはクーラー付きの場合はVベルトプーリー間中央で3mm前後沈む程度、少々強めのテンションで張ります

  ※クーラー無しはVベルトプーリー間中央で5mm~10mm以内

っと簡単なはずが…今回中古のクーラーセットで取り付けましがなぜかテンショナープレートの支点ボルト位置が合わない。
ベルトを長い物に変えると取り付けられますが、そうするとオルタネーターがボンネットと接触しますのでそれは出来ません。
仕方なくテンショナープレートの支点部を長穴加工し取り付けました。
元々付いていたセットのはずですが…?
考えられるのは前任者がオルタネーターを他車流用で取付する為プレートを別作したかコンプレッサーが別な車種の物を流用したか?
そもそも付いていた物のはずなのに??
謎は深まりますが考えても進まないので取付できるように加工した次第です。

テンショナープレート加工

テンショナープレート加工

 

サーモスタットの取付

サーモスタットのキャップの当たり面は予めサンドペーパーの上でこすり平面を出しておきます。
熱でアルミが若干変形するケースが多いので必ず行ってください。

1000㏄用、1300㏄用 1.3i用と若干違う様です
私は82度タイプを使用、88度タイプ、ローテンプの74度タイプもある様です
またパッキンを2枚使用するタイプと1000㏄の様に1枚でOKのタイプと別れます
各ご自分のタイプで揃えて下さい。

1、取付前にバスケットの両面に当たる部分に液体ガスケットを薄く塗布します

2、サーモスタットをヘッド穴に置く

3、ガスケットを置きサーモスタットキャップを置きボルトで固定
  すぐにラジエーターを付ける場合はラジエーター固定プレートを取り付ける為仮止めでOK

いたって簡単です。

サーモスタット取付

サーモスタット取付

 

ファン/ファンシェラウドとVベルトの取付

ファンをウォーターポンプに取り付けますが、ファンを押える丸いプレートを付け忘れないようにします。

●ファンとVベルト取付

1、ボルト4本を押さえプレートをかえしてファンをウォーターポンプに取付 その際ブレードの向きに注意

ファンの向きに注意

ファンの向きに注意

2、締め付けトルクは10㎏/m程度でOKです、手トルクで取り付けました

3、Vベルトを取付、その際クーラー付きはコンプレッサー横のテンショナープーリーが邪魔でなかなか入りません
  よってプーリーを一旦外してベルトを入れ、その後プーリーを取り付けると簡単です

4、ラジエーターを取り付けるまでVベルトは張りません。
  ラジエーター取付時にファンを回した方が入りやすい場合があるからです。

●ファンシェラウドの取付

ラジエーターからボディーまでの間に1000㏄はスポンジを使用し1.3iからはラバータイプのシェラウドとなります。
取り外しやすさから私はスポンジを選びましたが数年で交換しなくてはならない場合がございます。

1、スポンジは予め大き目に採寸されていますのでラジエーターを当てがいながらカットの採寸をします。

スポンジシェラウド

スポンジシェラウド

2、市販品は両面テープがセットされていますので剥がしてボディーに貼り付けるだけ!

DIYの別作もできそうですが、意外と厚みと大きさのサイズを買うと市販品を超えてしまいますので以下がお勧めです。

●スポンジファンシェラウド
http://minimaruyama.co.jp/parts/p1332.html

 

まとめ

次回のラジエーター取付が待ち遠しいです。ラジエーターが付けば気兼ねなくエンジンが掛けられますから…

  • 使用する道具/用具/パーツ
  • オルタネーターとVベルトの取付
  • サーモスタットの取付
  • ファン/ファンシェラウドとVベルトの取付

 

動画配信中

-エンジン・ミッション関係組立, エンジン系修理, 修理方法, 組立て/交換
-, , , ,

Copyright© ローバー ミニ 修理 レストア ブログ , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.