ローバーミニ(Mini、ミニクーパー)エンジンのオーバーホールにあたり、
ウォーターポンプ、機械式燃料ポンプ、サーモスタッド、オイルフィルターユニットなどの取り外し方法や、状態の良否ついて解説致します。
初回となる今回はエンジン回りの補器類の取り外しが主です。
こんな汚いエンジンが使えるのか?って思う方もいらっしゃると思いますが、先ずは分解!
目次【ウォーターポンプ、機械式燃料ポンプ、サーモスタッド、オイルフィルターユニットの取り外し方解説 】
使用する道具/用具
使用する道具は以下です。
- インチボックスレンチ
- ミリボックスレンチ
- インチスパナレンチ
- モンキーレンチ
- カッター
- +-ドライバー
- プラハンマー
- クーラント受け皿
- ウエス、キッチンペーパー
ウォーターポンプ、機械式燃料ポンプ、サーモスタッド、オイルフィルターユニットの取り外しの手順
●ウォーターポンプ
1000㏄の場合はシリンダーヘッドへのバイパスホースを外す。
1300㏄はバイパスホースなし
7/16と1/2インチボックスレンチを使い4本の固定ボルトを外す。
クーラントが漏れてくるので気を付ける
●機械式燃料ポンプ
7/16インチボックスレンチを使用し2本のボルトを外すと簡単に取れます
●サーモスタッド
サーモスタッドカバーの3本の7/16ボルトを外しカバーを軽くプラハンマーで叩くと外れます。
●オイルフィルターユニット
ユニットのオイルパイプを外す。
ユニット本体の7/16ボルトを外す
パーツの良否、状態確認で判断できる事
機械式燃料ポンプを使う場合は再使用も可、私は電磁ポンプを使用するのでこの部分はプレートで蓋をします。
サーモスタッドについては弁の開閉部に僅かな隙間があれば要交換。
サーモスタッドに刻印のある温度(82度)で開くかお湯と温度計を使って試験するとより確かです。
ウォーターポンプは以前交換履歴から5万kmを超えてれば交換がお勧めです。
今回は状態から要交換
シリンダーブロックのウォータージャケット内が錆泥で酷い場合は高圧洗浄機などで洗浄が必須です。
錆泥や錆が多い場合は削ぎ落す事をお勧めします。
そのままの状態だとオーバーヒートしやすいエンジンになってしまします。
今回は状態が良く軽く洗うだけでOKの状態でした。
画像を参考にご判断ください。
外したボルト等は袋に入れパーツと共に保管してください。
まとめ
いよいよエンジンンのO/Hを実施しますがプロの業者にお願いする作業も多く出てきます。
今回のエンジンが使えるエンジン、パーツかどうかの判断基準になれば幸いです。
- 使用する道具/用具について
- ウォーターポンプ、機械式燃料ポンプ、サーモスタッド、オイルフィルターユニット取り外しの手順
- パーツの良否、状態確認で判断できる事
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