ローバーミニ(Mini、ミニクーパー)ドライブシャフトブーツの交換について解説致します。
取り外しに関しては以下をご参照ください。
●ローバーミニ、ドライブシャフト,シフトリンケージ,ステディーロッドの取外し (エンジンの下ろし方-No6)
https://old-mini.com/rover-mini-driveshafts-shiftlinkage/
目次【ドライブシャフトのブーツ交換について解説 】
使用するパーツ、道具/用具
- 万力
- ニッパ
- モリブデングリス
- シリコンスプレー
- メタルバンド用 バンドカッター
- ラジオペンチ
- ハンマー
- 貫通マイナスドライバー大 又はタガネ
バンドカッターバンドセット
●準備するパーツ
ドライブシャフトアウターブーツ |
ドライブシャフト インナーブーツ |
ドライブシャフトのブーツ交換方法
以前の記事、動画を参考にドライブシャフトのみを取り外します。
https://old-mini.com/rover-mini-driveshafts-shiftlinkage/
1、先ずは目に見えるブーツバンドをニッパで切断
2、インナー側から分解しブーツを交換の手順となります。
3、バンドが外れているとインナー側CVジョイントアウターケースは簡単に抜けます。
4、インナーブーツをひっくり返してゲンコツの様なCVジョイントインナーの根本のバンドを切断し
ブーツをアウター側にズラす。
5、ゲンコツの様なCVジョイントインナーをゆすってみてシャフト間にガタが無いか確認
6、CVジョイントインナーはドライブシャフトに刺さっているだけですので、
シャフトとインナーの接合部に貫通マイナスドライバーまたはタガネを当てハンマーでたたくと抜けます。
7、構想的にスプラインがあるシャフトの先にCリングがありこのCリングの張力のみで固定されています。
8、ドライブシャフトのスプラインに錆が有りかなり朽ちていれば要交換、CVポットアッセンも要交換
この部分が錆がひどくCVジョイントインナーを取り付けた時にガタがあれば要交換、
ほっとくと錆が進行し最悪ドライブシャフトが空回りをして不動車となりますので念入りにチェックしてください。(友人のミニはこれでトラブリました)
9、CVジョイントインナーを外したらインナーブーツを抜き、アウターブーツも抜きます。
10、アウター/インナージョイント共に古いグリスは出来るだけ取り除きシャフトの洗浄、清掃
11、新品のアウターブーツを入れCVアウタージョイントへグリスを押し込みながら抽入
12、メタルバンドとバンドカッターを使いブーツを固定(使用の仕方は動画を参照)
13、インナーブーツはひっくり返してシャフトに挿入
14、シャフトのスプライン薄くモリブデングリスを塗布しゲンコツの様なCVジョイントインナーを装着
ゲンコツの様なCVジョイントインナーは上部の膨らみ合ったボックスレンチを当てハンマーでたたくと簡単に装着できます。
15、CVジョイントポットのプラグを確認したらインナーブーツをCVジョイントインナー根本まで被せメタルバンドで固定したっぷりとグリスを塗布
ドライブシャフトを装着する場合、CVジョイントケースが有るとフロントサブフレームに入らないので
サスペンションアームを取り付けてから挿入しバンドを取り付け、右側のドライブシャフトが長い方となります。
ミッション側CVジョイントポットのプラグ確認
ミッション側(インナー)CVジョイントのポット中央にはプラグ栓が入ってます。
今回ある方のブログを拝見し始めて知りました。
このプラグはミッション側からポット内へオイル侵入を防いでいるもので外してみると薄くボンドのような物で 固定されていました。
ボンドも経年劣化しますのでドライブシャフトを外した際はプラグを一旦外し、液体パッキン等で再接着した方が安全です。
ここのボンドが劣化するとエンジンオイルがポットからにじみ出る事に… もしインナーブーツがオイルまみれの方は要チェックです。
1、木の丸棒などでスプライン側から叩き抜く
2、パーツクリーナーでプラグとポット内部を清掃
3、液体ガスケットをプラグ側面と穴周辺に塗布
4、ベアリングインサートツールでプラグを再度圧入
まとめ
CVジョイントの外側からでも交換出来ますが内側から作業した方が早いと思います。
あくまで主観ですが・・・ww
- 使用するパーツ、道具/用具
- ドライブシャフトのブーツ交換方法
- ミッション側CVジョイントポットのプラグ確認
- まとめ
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