ローバーミニ(Mini、ミニクーパー)ヘッドライニングの交換を私の方法で解説致します。
目次【 ヘッドライニングの交換について解説 】
使用する道具/用具について
使用する道具/用具は以下です。
- 新品張替え用ヘッドライニング一式
- カッター/ハサミ
- クリップ2種類
- G17ボンド
- シリコンオフ
ヘッドライニングの準備
前後ガラス、サイドガラスなどが無い状態まで分解してからでないと作業ができません。
レストア時でないと思い切って出来ない作業内容です。
また難易度が高い作業となります。
新品のヘッドライニングを調達してから作業に入ります。
以下から入手可能です。
●個人輸入
Mini Spares
●某オークション
ヘッドライニング検索
●その他各専門ショップ
ショップ名検索
購入後は一度広げてみてチェックしておいてください。
たまに不良がある場合がある様です。
取付順序/方法
●作業手順
- 古いヘッドライニングの取り外し
- ルーフを吊ってる骨を新しい物に移し替え
フロントからのカラー順序:赤,白,白,黒,青黄色 - 新品のヘッドライナーを天井に吊るす。
- セラミックヒーター等で下からヘッドライニングを温める
- ヘッドライニングの前後から張る。
- ヘッドライニング左右を張る。
作業で注意すべき事
ヘッドライニングは金属パイプの骨格で天井より吊って取り付けられています。
前後はボディーのガラス取り付け部の「耳」の部分に接着剤で固定されています。
家庭用セラミックヒーターを寝かし、転倒防止スイッチを切った状態にして下側から
ヘッドライニングを20分ほど温めます。
この温めた状態で作業します。
まずフロント部の耳の直線部分にG17ボンドを塗布。
2分前後乾燥後、前後のヘッドライニングから書類用クリップを使って止めるのですが
直線部分のみ生地を引っ張りながら所々クリップで固定、シワ等を確認しながら固定します。
概ね固定出来たらクリップが空いた所を全てクリップで埋めていきます。
フロント部分はこの状態で数時間放置。
ボンド乾燥後クリップを外し、カッターで生地を裁断、シリコンオフで余ったボンドを除去
続いてコーナー部分は生地を扇状に切り同じく張り付け、クリップ固定。
これの繰り返しで後部、右側、左側も作業して行きます。
センターピラーの所が少しややこしいです。ピラー中央は生地を折り返して補強します。
ボンドで張り合わせ。
室内灯の開口部はX状に切り裏側へボンドで貼り付けクリップで固定
電線は取り出しておきます。
今回私は生地を引っ張っただけで固定しましたが、やっぱりシワや折り目後などが残り
ヒーターで温めながらの作業が重要と思いました。
かなり前に他の車で張り替えた時は電気ストーブで温めながら作業した事をすっかり忘れてました。(汗
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まとめ
レストア初めての方にはかなり難易度が高いと思います。
シワが多少出来てしまうのを恐れず作業してください。
どうしても気に入らなければ新たに買いなおして再挑戦してもOKです。
ヘッドライニングの交換について解説致しました。
- 使用する道具/用具について
- ヘッドライニングの準備
- 取付順序/方法
- 作業で注意すべき事
ヘッドライニングの交換について解説致しました。
国産旧車などはプロに張り替えてもらう事が殆どですが、Miniはセットで普通に入手できます!
プロにお願いするとガラス脱着代、パーツ代も含まれますので、
30万前後ぐらい掛かるのではないかと思われます。
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