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ローバーミニ、ラジエーター他クーリングの仕上げ取付とついでにキャブレター調整 Mini ミニクーパー

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ラジエーター取付時のパーツ

ラジエーター取付時のパーツ

ローバーミニ(Mini、ミニクーパー)ラジエーターなどのクーリングの仕上げ取付と暖気後ザックリキャブレター調整について解説致します。

●ラジエーター周辺の取り外し記事は以下を参照してください
https://old-mini.com/rover-mini-remove-engine/

 目次【ラジエーター他クーリングの仕上げ取付とキャブレター調整の解説】

 

使用する道具/用具/パーツ

使用する道具は以下です。

  • インチボックスレンチ
  • ミリボックスレンチ
  • ミリ/インチスパナレンチ
  • カッター/ハサミ
  • ホースバンド各種
  • ラジエーターホース類
  • クーラント

 

●ラジエーターホース1000㏄用
アッパーホース
●ラジエーターホース1000㏄用
ロアホース
●LLC ロングライフ クーラント
 

●ラジエーターホース類はミニスペアより購入も可
http://www.minispares.com/default.aspx

 

ラジエーター他クーリングの仕上げ取付

ラジエーターの取付に関しては前回記事の続きとなります。↓
https://old-mini.com/rover-mini-alternator-thermostat/

【ファンブレードの向きに注意】

ラジエーターを取り付ける前にファンの取付向きをチェックしておきます。
ファンの中央部がコーン形状になってる方がウォーターポンプ側
画像を参照! 反対に付けると風がエンジン内に入ってきますのでご注意ください。

ファンの向きに注意

ファンの向きに注意

 

 

1、新品のラジエーターにサーモスイッチを取り付けます。
  このタイプはゴムブッシュを入れてからサーモスイッチを差し込みロックプレートで固定

サーモスイッチ取付

サーモスイッチ取付


2、
ラジエーターロアホースは予めラジエーターに取り付けてからでないとホースバンドは締められません
  ロアホースの立ち上がりが上になるように取り付けます 

ロアホース取付

ロアホース取付

 

3、ここまで出来たらラジエーターをファンとスポンジシェラウドの間に入れますが斜めにして入れていきます
  ファンブレードをかわしながらゆっくり入れます

斜めにして入れる

斜めにして入れる

 

4、ラジエーター下部の固定ボルトを仮止め

5、ロアホースの上部にホースバンドを入れウォーターポンプに差し込みます確り入ったらホースバンドで固定(結構入れにくいのでシリコンスプレーを多用)

6、ヒーターホース接続用の接手をロアホースに取付バンドで固定しヒーターホースを接続バンドで固定

ヒーターホース接続

ヒーターホース接続

ヒーターバルブ取付

ヒーターバルブ取付

 

7、ラジエーター上部固定プレートを取付、サーモスタットキャップのボルトと共締めです。

ラジエーター固定ステー

ラジエーター固定ステー

 

8、シリンダーヘッド→ヒーターまでの配管をヒーターコックを挟んで接続
  今回間違っておりますがヒーターコックはもう片方の外側が正解です、後で直しておきます

9、アッパーホースを取付、各接続部に締め忘れが無いか確認し最後にファンベルトを調整します。

アッパーホース取付

ラジエーター固定ステー

最後にVベルト調整

最後にVベルト調整

 

10、5L前後のクーラントを入れエアー抜きをする為、エンジンを掛け暖気をします。

クーラントを入れる

クーラントを入れる

 

 

エンジン暖気後のチェック

暖気中のチェックポイントは以下です。

1、ヒーターコックは全開

2、クーラントの漏れは無いか?

3、ミニの場合ラジエーターキャップを外して減り具合を見ながら暖気

4、サーモスタットが開くとラジエーター口からクーラントが流れる様子が見て取れますので数十秒流してからエンジンを止め
  クーラントが減った分を継ぎ足します。サブタンクが付いている場合は予めジョーゴ等で入れておく。

 

ザックリキャブレター調整

今回暖気中にキャブレター調整を致しました。
デロルトキャブは構造が簡単でアイドリング時のエアー量を調整するエアーミクスチャーとスロットルバルブの開度を決めるアイドルスクリューで調整します。
取付時に左右のスロットルバルブの開度タイミングを揃えておりましたので簡単です。

●エンジンを掛ける前にしておくキャブレター調整

1、度タイミング調整はアイドルスクリューをいっぱいに緩めスロットルに干渉しないようにして、
  左右のスロットルシャフトの連結部のナットを両方緩め少し緩めます

2、スロットルワイヤーを固定する位置がシャフトよりもエンジン側になる様に調整、この位置で左右のスロットルが全閉しているのを確認

3、シャフトの爪がスロットルリンケージの金属部に左右共に接触しているのを確認しナットをロック

4、スロットルシャフト中央部でスロットルを開けた時に左右のスロットルシャフトが同時に動く様に調整します

5、エアーミクスチャーは一般的に締め込んだ状態から左右共に1.5回転緩めておきます

6、アイドルスクリューは左側を締め込んで行きスロットルシャフトが動き始めた所から2回転締め込み、
  その後右側を締め込み右側のスロットルシャフトが動く寸前まで締め込んでおきます

●暖気後の調整

エンジン回転が1000回転以上で調整した方が分かりやすいので回転数の高低差がある場合はアイドルスクリューで調整しておきます。

1、左側のエアーミクスチャーを半回転開いたり締めたりしてアイドリングの回転数が最も高くなる状態を探しします。

ミクスチャースクリュー

ミクスチャースクリュー

 

2、高くなる回転数を右も同じく変更します

3、アイドリングスクリューで900回転前後に調整

アイドルスクリュー

アイドルスクリュー

4、安定してエンジンが回るか空ぶかしを何度かして様子見

5、最後にバキュームメーター(キャブバランサー)を使って左右の吸い込み量を測定
  その際2秒当てたらすぐに外し数回に分け測定

キャブバランサー

キャブバランサー

キャブバランサーの測定

キャブバランサーの測定

6、ここで左右が沿って無い状態ならキャブレターのスロットルバルブシャフトから2次空気吸い込みやインマニからの2次空気吸い込みを疑います
  チェック方法はパーツクリーナーをインマニ接続部に軽く吹き付けたりスロットルバルブシャフトの付け根に吹き付けたりした時に
  エンジンの回転が上がる様であれば2次空気を吸ってます

7、確り組み上がっていればこの時点で左右同じ吸入量を示しますので最後のチェックとしてエンジン回転数を1500回転にして
  再度バキュームメーターで測定、ここでバラツキがある場合も2次空気吸い込みを疑います。
  問題なければアイドリングを800~900回転に合わせ直します。

 

 以上でツインキャブの調整は終了です

 

まとめ

キャブレター調整は排気量に合ったキャブレターを取り付ければジェットやニードルなどは考えなくてOKです。
SUツインキャブも調整は同じでミクスチャーがサクションチャンバー真下にあるので何回転動かしたか分かるようにしていればやり方は同じです

  • 使用する道具/用具/パーツ
  • ラジエーター他クーリングの仕上げ取付
  • エンジン暖気後のチェック
  • ザックリキャブレター調整

 

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