エンジン系修理 修理方法

ローバーミニ、長期放置車、不動車のエンジン始動方法 かけ方【故障修理編】ミニクーパー

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ローバーミニ(Mini、ミニクーパー)のレストアベースを探していたりすると、
エンジン不動の出物が有ったりします。
レストアする前にエンジンの状態を確認するためにエンジン始動しておくと良いと思います。

そこでMini不動車のエンジン始動について解説します。

※この記事の内容は長期放置でエンジンがかからなくなった車が主です。
事故車やエンジンブローなど故障がハッキリしている物は除外してください。

 

 目次【ローバーミニ、長期放置車のエンジン始動方法】

エンジンが始動する条件

エンジン始動チェック

エンジン始動チェック

 

エンジンが始動する条件は大きく分けて3つの要素で構成されています。

良い圧縮

良い点火

良い混合気

プロ以外これを聞いても何をしたら良いか分からない方が殆どではないでしょうか?
私も初めは理屈は分かるが何から手を付ければ良いかと不安に思ったものです。

それでは効果的なチェック方法の順番として、
良い圧縮→良い点火→良い混合気の順でチェックすると良いかと思います。

下準備と圧縮圧力チェック方法

いきなりバッテリーを繋いでセルを回さないで下さい。
長期放置車の場合、クーラントが燃焼室に入っていたり、ピストンリングとシリンダーブロックがサビで固着していたりと内部状態が分かりません。

まず、ラジエーターキャップを外しクーラントが入っているか確認し、エンジンオイルが入っているか確認します。

クーラント確認

クーラント確認

オイル量チェック

オイル量チェック

 

次にスパークプラグを全て外してみましょう。
プラグの状態が濡れていたり、錆が出ていたりする場合は内部状態が良くありません。
プラグが乾いた感じでしたらOKです。
黒さの加減はさほど問題になりません。

プラグ外し

プラグ外し

次に潤滑スプレーCRC 5-56などをプラグを外したプラグホールからシリンダーブロック壁面に向け4~5秒吹き込みます。

4ホール全て吹き込みしましたら30分~1時間ぐらい放置して下さい。

潤滑剤注入

潤滑剤注入

 

その後キッチンペーパー等でプラグホールを軽く塞ぎます。
これは圧縮がされているかどうかの試験の為です。
セルを回した時にキッチンペーパーが吹き飛べばOKです。
エンジンコンプレッションゲージが有ればより詳しく確認できます。
コンプレッションゲージの目安は圧縮圧力12-15kgf/cm2の範囲であればOKです。

 

プラグホール塞ぐ

プラグホール塞ぐ

 

それではバッテリーを繋いでエンジンセルを回してみましょう~
勢いよく回りキッチンペーパーが吹き飛べばOKです。

 

●そうでない場合の推定原因

セルモーターが回らない → セルモーター不良や電気系接触不良の可能性。

エンジン内部から茶色い液体が飛び散った。→ 冷却水がシリンダーブロックに混入→オーバーホール

後者は深刻です。内部状況によってはエンジン載せ替えをお勧めします。

電気系のチェック方法

良い圧縮が確認できましたら点火系のチェックです。

外してあるプラグコードの先にプラグを装着し、プラグの金属部分(ネジ部等)をエンジンの金属部分に接触しアースさせます。
手で持っていますと大電圧がかかり危険ですので出来ればゴム手袋をして接触させるか、バッテリーケーブル等を使ってアースさせて下さい。

この状態でセルを回し、プラグにスパーク火花が出てればOKです。

点火チェック

点火チェック

スパーク確認

スパーク確認

1、火花が出ない場合

1-4番すべての点火状態を確認→出ない番手がある場合はプラグコード不良、又は接触不良かディストリビューターキャップを疑う。

2、全て点火しない場合

ポイント車の場合コンタクトポイント不良、イグニションコイル不良、イグニションコイルプラス端子に12V電源が来てない可能性、イグニションコイルマイナス端子からポイント入力線までの接触不良の可能性

インジェクション車の場合はイグナイター不良、コンピューター不良 各電源12Vが来てない可能性

 

燃料供給のチェック方法

キャブレター車もインジェクション車も気化器に接続している燃料ホースを外します。
セルを回した時にホース先端から燃料が出るかどうかを確認します。
燃料は金属製のバケツ等で受けてください。飛び散ると引火の危険がございますので2人で作業される事をお勧めします。
キャブレター車の場合は10回ぐらいセルを回さないと出ない場合がございます。
インジェクション車や電磁ポンプ装着車の場合は2-3秒で確認できると思います。

燃料ホース外し

燃料ホース外し

ガソリン噴出チェック

ガソリン噴出チェック

 

燃料が出ない場合

キャブレター車の場合、燃料タンク内部のサビ、ゴミ等の可能性あり。
燃料タンクのキャップを外しエンジン側の外した燃料パイプからエアーを吹き込んでみる。
燃料タンク内でブクブクと音が出ればOK。

インジェクション車や電磁ポンプ装着車の場合は電磁ポンプの故障を疑う
※インジェクション車の電磁ポンプはキーON時から5秒ほどの加圧駆動のみで止まるようですので2人で確認する事をお勧めします。

燃料が出ている場合

燃料が出ている場合は燃料パイプを戻し、プラグ、プラグコードを取り付けセルを回してみる。
キャブレターの場合はチョーク引きセルを回す。

もし2人で作業していれば、初爆しやすい様にキャブレター吸入口からパーツクリーナーやクレ5-56の潤滑剤をセルを回しながら吹き込むと着火しやすく早くエンジンが掛けられます。
ただし、爆発/引火の危険性もあるので慎重に行ってください。

10回程度のクランキングでエンジンが始動すればOK

 

それでも始動しない場合

キャブレター車はキャブレターのオーバーホールを行う。(分解し内部清掃だけでもOK)
インジェクション車はインジェクターから燃料が噴射されているかスロットルボディから覗き込み確認する。

ここまででさらに始動しない場合はもう一度見落としが無いか再確認。
※純正車以外の改造車(センターメーター車、CDI装着、キャブレター交換など)は上記方法では解決しない場合がございます。

始動後のチェック方法

エンジンが始動したらエンジンの音を聞きます。
内部から大きな異音はしていないか?(何か削れるような音とか、打刻音)
エンジンヘッド周辺からガシャガシャとタペット音はしていないか?

オイルが漏れてる所が無いか?

クーラントが漏れてる所は無いか?

など数分の間に確認します。

この時点でスムーズなアイドリング、エンジンの吹け上がりであればエンジンのオーバーホールは必要ないかと思います。
私の経験上、オーバーホール目安の走行距離は10万Km~ですが、
オイル管理が3000Kmごとで確り交換されているエンジンで15万Km~と考えております。

まとめ

エンジンが始動する条件

  • 下準備と圧縮圧力チェック方法
  • 電気系のチェック方法
  • 燃料供給チェック方法
  • 始動後のチェック方法

以上、ローバーミニ、不動車のエンジン始動についての解説でした。

 

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