ローバーミニ(Mini、ミニクーパー)ディストリビューターとイグニッションコイルの取付について解説します。
今回はポイント車がメインとなります。
ディストリビューターのローター位置出しや簡易点火時期調整方法についても解説致します。
ローバーミニ、セルモーター、オルタネーター、ディストリビューターの取外しの記事はこちらを参考にしてください。
https://old-mini.com/rover-mini-alter…rter-distributor/
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目次【ディストリビューター取付位置決め、簡易点火時期調整 IGコイル取付】
使用する道具/用具/パーツ
使用する道具/パーツは以下です。
- 1Ωから測れるデジタルテスター
- リチュームグリース
- インチスパナ
- インチ、センチソケットレンチ
●デジタル テスター
●他パーツはミニスペアより購入も可能
http://www.minispares.com/default.aspx
ディストリビューターの1番位置と点火順序、簡易点火時期調整方法
Mini1000の59D型ディストリビューターで解説致します。
まず、クランクシャフトを回して1番圧縮上死点を出しておきます。
●ローターの1番位置と点火順序
1、ディストリビューターをエンジンブロックに入れます。その際バキューム部を上にして入れて下さい。
ディスビの先端はキーになっていてキーは偏心されてますので入る所は一ヶ所のみです。
2、ローターの先端はバキュームロッドの付け根辺りが1番となります。
その辺りで回転していると入りそうな手ごたえが有りますのでボディーを押し込むとストンと入ります。
3、この1番から左回りで1-3-4-2の順にプラグコードを配線します。(これは後ほど)
●簡易点火時期調整方法
ディストリビューターを刺しただけでは点火時期がどのようになってるか不明です。
ですので簡易的にエンジンがかかる状態の点火時期にしておく必要がございます。
この方法はポイント点火車のみ有効な方法です。
1、デジタルテスターを使用しますが、テスターの測定ターミナルを以下の様に接続します。
プラスターミナル → ディスビから出ているポイント線へ
マイナスターミナル → ディスビのボディーアースへ
2、ディスビボディーを回転させて導通が無くなった所で止める。
この位置が点火時期の概ね2~3度辺りになります。(エンジン始動が出来る点火時期)
3、位置が確定したらディスビ押さえプレートで回らない程度に固定
(エンジンが始動してから再度点火時期の調整を致します)
IGコイルの取付、配線
イグニッションコイルの取付について、クーラー無しの場合はシリンダーブロックの左端にステーを介して取り付けますが、
今回はクーラーを付けますので3番と4番プラグの中央に下向きに取り付けます。
フルトラタイプもこの位置で取り付けられてますね!
ステーは自作品ですがT字タイプのステーで金属棚のパーツを流用致しました。(後に中古の純正ステーに交換する予定です)
IGコイルのプラスターミナルに太い白の電線を接続、マイナス側には白/黒電線を接続、ディスビの出ている線も白/黒電線を接続
この白/黒電線は繋がっております。
プラス端子に接続した太い白の電線は抵抗入り線で、この先はヒューズボックスの白い太い線に入ってます。
この間を測定すると約0.5Ωでした。(データーが無いので詳細不明です)
電線が切れた時の抵抗を入れる参考にしてください。
ポイント点火方式での配線は以上です。
まとめ
ディストリビューターを確認せず外してしまって次に取り付けた時、点火時期を概ね出す場合にも参考にして頂くと嬉しいです。
- 使用する道具/用具/パーツについて
- ディストリビューターの1番位置と点火順序、簡易点火時期調整方法
- IGコイルの取付、配線
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