ローバーミニ(Mini、ミニクーパー)の、 過去の事故跡、修正できてない凹み修理をします(デントリペアー)
サビ、腐り部分の塗装を剥いでみると右リア部に事故歴がありました。
車屋さんで修理されたのでしょうが、凹んだ状態のまま大量のパテで整形されておりましたので、
板金の手直しをする事にします。
プロはスポット スタッド ウエルダー(スポット溶接デントリペアー)なる物を使う様ですが、
お財布にやさしくないので代用を考えてみました。
キレイに仕上げたい場合はスポット スタッド ウエルダー購入をお勧めします。
スポットスタッドウエルダー |
目次【デントリペアー 過去の事故跡 修正凹み修理】
スポット スタッド ウエルダーの代用
スポット スタッド ウエルダーの代用として思いついたのが以下の3点です。
1、アーク溶接機(溶接棒1,4mm)
2、スライディングハンマー
3、M10の平ワッシャー数枚
つまり平ワッシャーをアーク溶接でスポット溶接し、スライディングハンマーで引っかけて、
引っ張る方法を解説致します。
M10の平ワッシャーは表面にメッキが施されていますのでCNSベベル又はグラインダー等で、
メッキを削り取って下さい。
スポット溶接風デントリペアー作業方法
作業方法は平ワッシャーをアーク溶接でスポット溶接し、スライディングハンマーで引っかけて、
引っ張ります。
溶接棒は1.4mmの物がお勧めです。平ワッシャーが仮止め出来る程度でOKです。
溶接が初めての方はYoutube等で勉強されてから取り組んでください。(アーク溶接 使い方で検索)
作業時は安価なサングラスでも結構ですので眼を保護する事を必ず行ってください。
平ワッシャーがスポット溶接出来ましたらスライディングハンマーを引っかけ、
中央の重りを軽く手前にスライドすると凹んだ部分は手前に出てきます。
やり過ぎに注意してください。
溶接した平ワッシャーは回すとボディーから簡単に取れます。
最後に鉄板用ディスクグラインダーで表面を整えたら作業完了です。
以下ビフォーアフター画像です。
まとめ
プロが使っているスポット スタッド ウエルダーで作業するともっとキレイに、
また広範囲の面を出したい場合などには最適です。
今回の凹みは少しの範囲でしたので何回かに分けて引っ張り出せばOKでした。
アーク溶接機を使用するので火事や感電には気を付けてください。
作業方法を参考にする場合はあくまで自己責任です。
以上、スポット溶接風デントリペアー方法の事例をご紹介いたしました。
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