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ローバーミニ 中古 カークーラー取付-No5 クーラーパイピングとコンプレッサー取付 Mini ミニクーパー (カーエアコン

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コンプレッサー取付

コンプレッサー取付

ローバーミニ(Mini、ミニクーパー)カークーラーのクーラーパイピング、レシーバーとコンプレッサー取付について解説致します。

今回用意したのはMini用後付けで当時販売されていたユニクラ社製吊り下げクーラーを主に解説致します。
コンプレッサーのメンテナンス、取付とクーラーパイピングについての注意点の解説を致します。

 目次【クーラーパイピング、レシーバーとコンプレッサー取付】

 

使用する道具/用具/交換パーツ

使用する道具/用具/パーツは以下です。

  • スパナセット
  • ラチェット、ミリソケットセット
  • モンキーレンチ
  • R134aガス対応オーリングセット
  • 六角レンチ
  • R12・R134a両用コンプレッサーPOEオイル
  • 1㏄が測れる軽量カップ(キッチン用でOK)

 

●R134aガス対応オーリングセット
●R12・R134a両用コンプレッサーPOEオイル

●カーエアコン/クーラーの構造画像は以下のサイトご参照ください。
神奈川 川崎・八千代電気様
https://ydk.car-denso.net/lineup/ac/aircon2.html
秋北電機工業株式会社様
http://shuhoku-des.co.jp/hfo1234yf_1/

 

取付前のコンプレッサーの手入れ

新品、中古コンプレッサーに関わらずコンプレッサーオイルは点検が必要です。

コンプレッサーのオイル量はコンプレッサーのプレートに記載されているようですが、この中古個体は文字が判別出来ないほど見えませんでしたので、
概ねのオイル量で入れる事にします。
普通車のコンプレッサーが60~80mlが多い様ですので今回の筐体が軽四輪と普通車の間ぐらいでしたので60ml入れる事に致しました。
エバポレーターとコンデンサーにオイルはわずかに残っているでしょうから少し多い気もしますがコンプレッサーの焼き付き防止では適量かも?

キッチリやりたい方はコンプレッサー仕様データを検索してからオイルを入れて下さいね。

●コンプレッサーのOリング交換

コンプレッサーリアのホースハウジングにもオーリングがありこれもR134a用に交換しておきます。

コンプレッサーOリング交換

コンプレッサーOリング交換

 

●コンプレッサーオイルについて

このクーラーは元々R12ガス用でコンプレッサーです。
プロの方にはお叱りを受けるかもしれませんが、入手しやすく安価なR134a用ガスにレトロフィット致します。
そこで最も重要な事にコンプレッサーオイルの仕様が異なりR12用とR134a用オイルは混ざらない様で最悪コンプレッサーの破損を引き起こす様です。
そこで今回も使うPOEオイルは両方のオイルが混ざるオイルとの事? ホントかな~
今のところミニ以外でビート、ユーノスロードスターなど試しで入れてみましたが車両を手放すまでは問題なく使えていました。
よって今回の記事に致しますが決してお勧めする物ではございません。
何かあっても自己責任でお願いいたします。

 

●コンプレッサーオイルの入れ方

オイルを1mlから測れるキッチン用計量カップに適正量用意します。
コンプレッサーにはドレンプラグが有ると思いますのでここから古いオイルを抜きPOEオイルを適正量入れます。
ドレンが無い場合は低圧ホース(大きい方)から入れますが、ある程度手でコンプレッサーを回しながら入れた方が入りやすいです。

 

オルタネータープーリー、ブラケット取付とパイピングについて

●オルタネータープーリー取付について

オルタネータープーリーはクーラー専用のプーリーとなり他の物と同じく必須アイテムです。
中古で購入の場合プーリー、またはオルタネーターがセットになってないものはお勧めしません。
取付ブラケットもそうですがヤフオクで単体で出品されることも少なく、ましてや新品は売ってませんので揃って無いものは購入しないでください。

プーリーの交換は万力で本体を固定し画像の様にナットを緩めてもOKですがインパクトレンチで作業してもOKかと思います。
画像の様にメガネレンチで緩める場合にはセンターシャフトのロックにトルクスT50が必要です。
交換するプーリーが小さいので締める時はインパクトレンチに変更致しました。

人力で緩める場合

人力で緩める場合

インパクトレンチがお勧め

インパクトレンチがお勧め

 

●ブラケット取付とパイピング

クーラーホースを取り付ける前にバルクヘッドのヒーターホースを画像の様に移設する必要がございます。
これはバルクヘッドに余分な穴を空けない為の様ですが移設した方がスッキリします。
また高圧ホースはグロメットでふさがれている穴を使ってパイピングします。

ヒーターホース移設

ヒーターホース移設

また各ホースの接合部のOリングも全て交換しておいてください。
R134a対応のOリングセットが安価なので購入しておくと便利です。

オーリングを全て交換

オーリングを全て交換

 

パイピングは以下の様に配管
コンデンサー→レシーバー→室内機→コンプレッサー→コンデンサーの順でパイピングしました。
パイプはダメでも別作で新品にする事は可能です。

ブラケット類は取付方向場所共に初めての方はよく分からないと思います。
基本オルタネーターが付いていた位置にコンプレッサーが付きその上にオルタネーターが付くようにブラケットを取付、
テンショナーは下の方に来るように取り付けます。
何度か分解組立しておりますが何時もどの向きだったか考えながら取り付けてますw

ブラケット取付

ブラケット取付

組付け後の感じ

組付け後の感じ

コンプレッサー

コンプレッサー

まとめ

ここまで来ると流石にメンテナンス性が損なわれる事を実感します。
4番プラグが専用工具でないと外せなくなりますが、オルタネーターを外しても交換は出来ます。
慣れれは専用工具無しでもさほど作業時間に違いが出なくなります。
そう言いながら先日専用工具も初めて買いました。どんな物か試したくて…

  • 使用する道具/用具
  • 取付前のコンプレッサーの手入れ
  • オルタネータープーリー、ブラケット取付とパイピングについて

 

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