ローバーミニ(ミニクーパー)のレストア前に悪い所のチェックをしましょう。
ボディーの凹み錆、腐食穴やエンジンの始動可不可、ライトやウインカー等の電気系のチェックなど分解する前に確認しておきます。
エンジン始動に関しては長期放置車などは当然かからないと思いますので、
私の場合、まずはエンジン始動から入ります。(始動方法は後々記事にします。)
エンジンを掛ける事が出来ればエンジンの状態も概ね感じられます。
エンジンオーバーホール前提でしたら始動時間は2~3分でOKで、大きな異音等無いかを確認します。
嬉しい事にローバーMiniは修理パーツが豊富で、今や国産車より遥かに安く入手できます。
また構造も比較的簡単で目で見て確認しながら修理できます。
それでは概ねチェックが出来たら、レストアのプランを考えていきましょう。
レストアで肝心なことは使えるものはそのまま使う、基本悪い所をメインに直す、っていう感じです。
レストア断念した方を見てるとアレもコレもせっかくだからキレイにしたいと、作業範囲を拡大してしまった人が多いように思います。
乗って楽しみたい方は、必要なレストアプランを立てましょう。
では以下私のMiniで実践してみます。
目次【レストア前チェック】
各部のチェック
●ボディーの状態で全塗装の有無を決める
フロントフェンダー下部に錆による穴あき、その下のステップにも穴あき、トランクルーム床に大きな穴あき、右側ドア中央部の凹み傷、シートは程度が悪く要交換? 室内のヘッドライニングも要交換等々。
●電気系統は正常に動作しているか?
ライトやウインカー、ブレーキランプなどの電気系統は正常に動作しているか?
ミニの場合ウインカーレバーにガタが出ている車が多いので要チェックです。
Myミニは電気系正常、ウインカーレバーガタ有り。
●補器類などの状態はどうか?
補器類、グリル、メッキ部分やテールレンズなどのワレ等が無いかもチェック。
Myミニはグリルのツヤ無し、バンパーの凹み歪みあり。
●エンジンが始動できるかどうか?
始動した時の状態は?
Myミニはエンジンはすぐかかり調子は良いですが、今回ライトチューン仕様にするためオーバーホールを致します。
※もし運転が出来る状態ならば臨時ナンバーを借り一度乗ってみるのもお勧めです。
今回のミニは予め臨時ナンバーを借り2~3kmほど自走し異音等チェックしております。
レストアプランの決め方
仕上がった状態をイメージしどのような仕様にするかまずは箇条書きにします。
また錆、腐食などは絶対に直す所ですので必ず作業内容を書き出します。
今回はMyミニについて以下のプランとします。
箇条書きで上げます。
- ボディーの錆穴部分は全て修理し純正同色で全塗装。
- ドアは外し内外共に塗装。
- 室内は塗装無し。
- ヘッドライニング(天井)新品交換
- フロント、リアのガラスを外しウエザーストリップなどのゴムは全て新品交換
- フロントグリル、リアテール共に程度の良い中古に交換
- フェンダーミラーは好みに物に交換
- ホイールを10インチ化、中古のキャリパーを調達、オーバーホール
- 10インチホイールも調達
- フェンダーを取り外しモールの取り付け
- フロントサスペンション周りのオーバーホール、ブッシュ新品交換。リアはグリスアップのみ
- フロントラバコーン新品交換
- ショック、ショートストロークタイプに交換
- エンジンマウント、サブフレームマウント新品交換
- エンジンはオーバーホールと共にチューニングヘッド/タコ足/ハイカムMD266/デロルトキャブレターに交換予定(SUツインも考え中)
- クラッチ新品交換、中古軽量フライホイール交換
- 中古クーラー取り付け(R134a化)
- 純正中古シート一式交換予定。
- 中古の丸バンパー前後に交換
コンセプトは見た目ミニクーパーMKⅡ仕様で、運転して楽しい仕様、
特に峠のワインディングが元気に走れる仕アソシエイト様を目指します。
やっぱりおじさんはクーラーは必須です。
このようにどんなMiniにしたいかハッキリ決めると余分な物は買わないし、
仕上がった時にまとまりも出ます。
ただし予算も有りますので欲張らないように決めてください。
まとめ
- 各部のチェック
- レストアプランの決め方
上記2点の解説でした。
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