ローバーミニ(Mini、ミニクーパー)は、ウインドー周りが良くサビてお餅が膨らむように塗装が盛り上がってきたりします。
まーよくあるサビ方ですが、ウインドー周りのサビの取り方、防錆処理の仕方について解説します。
目次【ウインドー周りのサビ取りと下地処理】
サビの取り方
ウインドー周りのサビの取り方について解説致します。
1、マイナスドライバー等を当て膨れたサビは概ねとります。
2、ディスクグラインダーを使ってサビを取りますがグラインダーに錆を取るのにすごく適したメディアを使います。
3Mから出ている CNSベベルがとてもお勧めです。
普通のサビ取りディスクではディスクがすぐに摩耗するのと錆が取れる速度が違います。
またCNSベベルは状態の良い鉄板部分の摩耗はあまり無く錆だけ除去できる感じです。
箱入り |
画像の通りサビはあらかた取れた感じでOKです。
防錆処理の仕方
一通りサビ取りが出来ましたら防錆処理の仕方について解説致します。
削り取ったところを重点に脱脂します。
脱脂剤はシリコンオフがお勧めですが無ければホームセンターで売ってるアセトンでも結構です。
サビ止剤はPOR15を使用します。
◆POR15の良い点
特徴は、残っているサビの水分と反応し塗料が固まる性質があり固まった後は強固な塗装面になる。
空気を遮断し錆の進行を抑える塗料です。
私はこれを頻繁に使用します。
◆POR15のデメリット
熱に弱い、ウレタン塗料以外の塗料で相性が合わない場合が有る。
合わない場合はPOR15が剥げてくる。
湿気に弱く塗装用シンナーを薄め液に使用するとシンナー内の水分に反応し硬化します。
ですので雨の日など湿気を吸い塗料の硬化が早くなる。
通常POR15の完全効果は約1日です。
上記の理由から使った後は缶の口と蓋の間にサランラップを敷き蓋をし、上下逆さまにして保管します。
塗布は筆塗で十分です。
※もし、数ミリほどの穴がある場合、ホームセンターなどでグラスファイバーマットを買ってきて
穴を隠せるほどの大きさに切りPOR15を使い貼り付けます。
穴周辺は板金ハンマー等で少し凹ました状態にしておきます。
パテ下地処理
パテ下地処理の仕方について解説します。
防錆処理が終わりましたら240番のサンドペーパー等で軽くこすりパテ乗りをよくする足付けをします。
パテは中目用でOKですので薄くまた錆で凹んだ所が見えなくなる感じでパテ付けをしてください。
サンディングは240番から初めその後320番でサンディング、塗料との段差を感じない程度まで仕上げます。
サフェーサー仕上げまではこの状態のままでOKです。
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まとめ
ウインドー周りのサビの取り方、防錆処理について解説致しましたが、少し難易度が上がってるかと思います。
特に防錆塗料のPOR15の使用後の保管方法に注意が必要です。
うっかりサランラップなしで蓋をすると次回使用したい時に開かなくなりますので必ずサランラップを使ってください。
【解説内容】
- サビの取り方
- 防錆処理の仕方
- パテ下地処理
以上、ウインドー周りのサビ取りと下地処理 防腐処理の仕方 方法の解説でした。