ローバーミニ(Mini、ミニクーパー)の、ポリパテを使用し、パテの下地処理、パテ付けの処理方法を私の方法で解説致します。
目次【 ポリパテ付け パテ下地処理、パテ処理について解説 】
使用する板金パテの種類
車の板金パテには大きく分けて2種類あるようです。
1、金属に使用するパテ
2、樹脂、プラスティック部に使用するパテ
(金属に使用するパテには鉄用、ステンレス用、アルミ用などが有るようです)
Miniのボディーは鉄ですので通常よく使うポリパテが主でOKです。
Miniは旧車で錆もある程度ありますので厚手用(荒パテ)にはカーボンパテがお勧めです。
1、厚手用パテ:日本ペイントのnaxパテ チジマンシリーズ カーボンパテ 60番
2、仕上げ中間用パテ:日本ペイントのnaxパテ チジマンシリーズ ポリパテ 120番
3、1液性プラサフ
4、傷隠しでラッカーパテ
厚手用と中間用パテには専用の硬化剤が必要ですので同時購入してください。
TIDIMAN(チジマン)シリーズはネーミングからパテ痩せが起きにくいパテですので使い勝手が良いです。
それぞれ「春秋用、夏用、冬用」が有りますが年中使えるのは春秋用を選択すれば大丈夫です。
プラサフも実はパテの一種で、液体パテと呼ばれる事もあります。
プラサフ後、傷や僅かな凹みを隠すのに最終ラッカーパテを使用します。
プラサフ処理でバッチリ仕上げられればラッカーパテは必要無いのですが私の場合まず無理です。
プロも普通に使ってますので用意されることをお勧めします。
パテ付け前の下地処理の方法
パテ付け前の下地処理について解説します。
パテを付けたい所に足付けとしてサンドペーパーで傷を付けていきます。
カラ研ぎ用(木部用)のサンドペーパーの120番を使用し画像のように2倍強の面積に傷を付けます。
サンディング後はシリコンオフ(脱脂剤)を使いキッチンペーパー等で拭き上げます。
清掃面積はサンディング部の2倍広げて拭きあげて下さい。
油分が残っているとパテが剥がれる危険性がございます。
パテの付け方、研ぎ方
パテの付け方
板金パテは基本、主剤と硬化剤を混ぜ合わせて使用します。
厚手用パテと中間用パテは使い方は同じです。
パテ台とパテヘラを使って混ぜ合わせます。
パテと硬化剤の混ぜ合わせイメージ量は、パテがゴルフボールとすると硬化剤はパチンコ玉ぐらいの量となります。
パテ台にパテベラでパテと硬化剤を付けパテ台に擦り付けるようにして混ぜます。
パテヘラに付いたパテはパテ台のヘリを使ってそぎ落としながら混ぜます。
(注意)カーボンパテは比較的硬化が早く私はゴルフボール大の大きさしか混ぜません、
気温にもよりますが5~10分前後で効果が始まります。
何度も混ぜて少しずつボディーに盛ってください。
パテははじめパテヘラでボディーに押し付けるようにべたべたと盛っておきます。
その後、ヘラを斜めにしながら一方向に軽く押し付けながら伸ばしていきます。
これがなかなか出来ないかと思いますが....
練習する場合は100円ショップで売ってる紙ねんどを何かの台でヘラを使って平たく伸ばす訓練も良いかもしれません。(練習後はヘラの脱脂を忘れずに)
ココで見栄えを気にしなくてOKです。
一番の注意点はパテを研磨できない所はなるべく薄く盛る事です。
プラサフ、ラッカーパテについては後々の工程で解説致します。
パテの研ぎ方
私の場合硬化に1時間~24時間そのままにしておきます。
硬化が出来てない時はパテが粉にならずサンドペーパーの目に残りますのでじっくりと硬化させてください。
●サンドペーパー番手の種類
私の使っている乾式、カラ研ぎ用サンドペーパーの番手をご紹介します。
- 荒研ぎ用:120番
- 中間用:240番
- 仕上げ用:320番
ファイル(研磨パット)やペーパーホルダーを使ってサンドペーパー取り付け研磨します。
120番で概ね面を出した後に240番で段差や曲面、平面等を出していきますが、
時々素手で手のひらで触って凹凸や全体の面の流れを確認しながら研磨していきます。
凹みを感じたら何度もパテを盛っては削りの繰り返しをします。
本職の人もここが最も時間のかかる所で「嫌いだ」と言われる方もいらっしゃいます。
ですが板金作業でもココが最も重要なところで仕上がりに直接影響するところです。
私も何日もこの作業に費やしブログの更新も遅れる可能性がある場面です。
まとめ
ポリパテ付け パテ下地処理、板金パテ処理について解説致しました。
- 使用するパテの種類
- パテ付け前の下地処理の方法
- パテの付け方、研ぎ方
パテの研ぎの方法が少々スキルが必要かと思いますが、何度もやり直しのチャレンジする事でカバーできます。
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