ローバーミニ(Mini、ミニクーパー)のキャブ車はヘッドライトスイッチがヘッドライト配線と直結しております。
それがもとでライトスイッチが焼けたり破損したり、たまにライトのハイ/ローレバーのスイッチが破損したりするケースが発生します。
そこでヘッドライトのリレーを増設することに、インジェクション車はリレー付きになったのではないかと(未確認)思いますのでキャブ車が対象の記事です。
これでライトスイッチも壊れることが無く安心です。
目次【ヘッドライトのリレー増設】
使用する用具/パーツ
使用する道具/パーツは以下です。
- デジタルテスター
- ミリボックスレンチ
- 端子セット
- R端子(穴径8mm)
- R端子用圧着ペンチ
- 防水リレー20A以上2個
- 防水ヒューズBOX 20A以上2個
- 20Aヒューズ
- C型端子
●端子セット |
●デジタル テスター |
●防水リレー |
●防水ヒューズBOX |
●C型端子 |
●R端子圧着ペンチ |
リレー増設の簡単な配線
配線の流れは簡単です。
ライトスイッチがONになるとリレーのコイルに電気が流れ、バッテリーからの電源線をライトに流すと言った回路にするだけです。
Hi/Lo共に配線するだけ!
画像は以下を参照下さい。
●PDFファイルは以下から観覧/ダウンロードできます
https://old-mini.com/wp-content/uploads/2022/09/headlight-relay.pdf
※注意
リレーによってコードのカラーが違います、予めどのコードがスイッチの配線になるか調べてから作業してください。
配線の手順と注意する事
予めバッテリー端子を外しパーツは準備しておく。
一部の配線はミニ側のギボシ接続しますがミニのギボシは日本規格よりやっや大き目なのでこれに適合するギボシを作ります。
国内規格のオスギボシ、よく見ると縦に切れ目がございます。
ここを細いマイナスドライバーやスクレパー等で2mmほど広げこの隙間に1mm銅板を細く切り折りたたんで挿入、
ハンダで固定してからはみ出ている銅板をヤスリで削り落とします。
予備も含め3,4個作っておきます。
メス側は広げれば使えますが、オス側はこのように加工が必要です。
1、L型取付ステーを取付位置に5.5mmの穴あけ、ボディー側にも5mmの穴あけ、リレーの取付位置も6,5mmの穴を開けておきます。
その際ボディ側の穴には少しバリを残しておきます。
2、L型プレートをM5のボルトナットで固定し5mmの穴のバリがステーと密着するようにします。
取り付け後テスターでボディー側とステーに導通がある事を確認
3、Hi/Lo共に同じ配線となる為Hi側で解説します。フューズBOXのリレー側にギボシ端子のメスを取付、
反対側はバッテリー直の線であるセルモーター端子に接続、電線2本又は3本を束ねてR端子を取り付けます。
R端子はM8ボルトが入る穴の大きさの物をチョイス、圧着端子は以下の大き目の専用工具を使用
4、ヒューズ線をセルモーターB端子に取付
5、リレー2個のマイナスアース線にCクランプを取付、長さはリレー固定共締めと致しますのでその長さ、他の部分でもOKです
6、リレー2個をM6ボルトでリレーのマイナス端子とプレートに共締め
7、リレーの電源線(赤)をヒューズ線にギボシで取付
8、リレーのスイッチを返した線(黄色)を左右ライトのギボシ接続部まで配線、制作した大き目のオスギボシを取付、挿入
9、リレーのコイル電源線(青)を室内から来たライト線、Hi/Loそれぞれに接続
10、配線に間違いがないか確認しバッテリーをつないで動作確認
11、最後にタイラップで電線を束ねて収納
こちらの方も同じように取付されてる様です。
http://pithouse.co.jp/news/1420
まとめ
長くキャブ車のMiniを所有した方ならすでにリレーは増設済みかと思います。
これから購入される方でまだリレーが付いて無い車両は一番最初に手を付ける事をお勧めします。
- 使用する用具/パーツ
- リレー増設の簡単な配線
- 配線の手順と注意する事
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