ローバーミニ(Mini、ミニクーパー)セミトラ取付と点火タイミング確認について解説します。
今回取り付けるモデルは長年愛用の永井電子のUTI-6000Sですが現在は廃盤モデルとなっており
新しいタイプの「ハイパー・イグニッション No.8900」も廃盤となってしまいました。
是非復活してほしいパーツです。
ですので中古でゲットした方にかろうじて参考になる記事かと思います。
目次【セミトラ取付と点火タイミング確認】
使用する用具/パーツ
使用する道具/パーツは以下です。
- デジタルテスター
- ミリ/インチのボックスレンチ
- 端子セット
- タイミングライト
●端子セット |
●タイミングライト |
●デジタル テスター |
●ミニスペアーでも入手可能
PERTRONIX IGNITOR(パートロニクス イグナイター)イグニッションイグナイターパック43D/45D / 59D
セミトラとは?、簡単な配線
セミトラはポイント点火車からフルトラ点火に変わるごろの出た商品ですのでかれこれ数十年前ごろからのパーツですが、
現在需要が少なく販売していたメーカーも見当たらなくなりました。
原理は簡単でコンタクトポイントの開閉タイミングはそのままにプラグへの点火部分だけトランジスター化した物です。
当時としては安価に失火を防いでくれ、始動も容易になり、コンタクトポイントの接点も損傷しにくく
メンテナンスが簡略化できる利点から1970年代~80年代には取り付ける方も多かったと思います。
今回取り付けるモデルは私が20年以上に渡り愛用している代物ですので記事の内容は参考にならないかもしれません。
ミニのポイント点火車に一般的には以下の物を取り付けるケースが多いのではないでしょうか?
PERTRONIX IGNITOR(パートロニクス イグナイター)43D/45D / 59D用
http://www.minispares.com/product/Classic/Electrics/Ignition/Service_parts/LU143A.aspx?090804&ReturnUrl=/search/classic/IGNITOR.aspx|Back%20to%20search
●セミトラの詳しい説明は以下のページをご参照ください。
永井電子/ハイパー・イグニッション No.8900
http://www.nagaidenshi.co.jp/IGNITION/hyper_8900.shtml
●簡単な配線
配線はいたって簡単
赤線:キーON時の12V電源線
黒線:ボディーアース
青線:コンタクトポイントからの線
緑線:イグニッションコイルのマイナス端子
と簡単です。
注意点として赤線はミニの場合IGコイルのプラス端子にIG電源が来ていますがこれは抵抗線後の電源ですのでそのまま接続せず、
キーON時12Vの電源をヒューズボックスから引っ張ってきます。
点火タイミングチェック方法
点火タイミングのチェックにタイミングライトを使用します。
私は電池式を使っております。
1、エンジンを暖気後ディストリビューターの固定ボルトを緩め手で回転できる状態にしておく
2、タイミングライトを1番プラグコードにクランプしタイミングライトのボタンを押すとライトが点滅する事を確認
3、クランクプーリーとタイミングプレートに照射しながらマーキングを点火タイミングに合う様ディスビを回転
4、アイドリングを調整し、再度チェック、OKならディスビ固定ボルトで固定
1000㏄の場合点火タイミングは7度、今回チューニングしてあり12度で調整、ノッキングするようならさらに落とします。
まとめ
セミトラの代わりにPERTRONIX IGNITOR(パートロニクス イグナイター) がお勧めですがディストリビューターの型番によって
種類があります、国内で売ってる所を見つけたらまたリンクを張っておきます
- 使用する用具/パーツ
- セミトラとは?、簡単な配線
- 点火タイミングチェック方法
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