ローバーミニ(Mini、ミニクーパー)カークーラーの室内機、スイッチパネルとコンデンサーの位置決めについて解説致します。
今回用意したのはMini用後付けで当時販売されていたユニクラ社製吊り下げクーラーを主に解説致します。
取付位置決めだけなのでこれと言って重要な所はございません。
クーラーの取付タイプにより違いもございますので参考までとお考え下さい。
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目次【室内機、スイッチパネルとコンデンサーの位置決め】
使用する道具/用具/交換パーツ
使用する道具/用具/パーツは以下です。
- スパナセット
- ラチェット、ミリソケットセット
- 電動ドリル
- 鉄板用ドリルビット3mm 4mm
- 六角タッピングビス
●電動ドリル |
●鉄板用ドリルビット |
●六角タッピングビス |
室内機、スイッチパネル、コンデンサーの取付場所について
●室内機の取付場所
吊り下げ式の場合も含め助手席側足元上に取り付けるのが一般的です。
インパネにルーバーが有る場合も基本この位置だったと思います。
吊り下げ式の場合は取付ステーをインパネのアンダーパネルに取付、それを介して本体を取り付けます。
画像はアンダーパネルの下から見上げた状態で最初から開いている穴を利用して矢印の2か所で固定いたします。
●スイッチパネルの取付場所
インパネにルーバーのあるタイプはインパネに取付されておりますが、吊下げタイプはヒーターのスイッチパネル下に併設します。
取付位置が微妙で、タッピングビスで固定しますので、なるべく取付位置を上げたいのですがビスで止めるフランジ部裏に鉄板が無いと固定できませんので位置決めをしてみると少し間抜けな隙間がでます。どうもその位置でないとヒーター固定ボルトが緩められなくなるようで、少し納得致しました。
隙間が目立ちますが良しとします。
●コンデンサーの取付場所
インジェクション車のコンデンサーは右壁面がすっぽり切り取られその位置に大きなコンデンサーが取付られております。
吊下げタイプはブレーキマスターシリンダー前に斜めで取付されており、コンデンサーが付くことで整備性はかなり悪くなります…
この辺は仕方ないと割り切ります。
作業での注意点
吊り下げ式室内機の場合、背面角がタイヤハウスに接触しそうなほど接近しますのでフロアマットとタイヤハウスのマットが付いている状態で取り付けないと後でマットが入らない場合がございます。
その際クーラーの水抜き穴を先にフロアパネルに空ける必要がございます。
スイッチパネルにはサーモセンサーの触手がのびておりますがこれは室内機内に入れますので破損しないよう脇に寄せておいてください。
コンデンサーはもともとボディーに取り付けられているボルトを利用して取り付けますが側面の取付は鉄板ビスで固定します。
その際通常のプラスビスではコンデンサー本体が邪魔になり締付が困難ですので六角タッピングビスを使ってソケットレンチで締め付けると簡単です
●カーエアコン/クーラーの構造画像は以下のサイトご参照ください。
神奈川 川崎・八千代電気様
https://ydk.car-denso.net/lineup/ac/aircon2.html
秋北電機工業株式会社様
http://shuhoku-des.co.jp/hfo1234yf_1/
まとめ
室内機の取付位置が心配でしたが流石ユニクラ製、うまく収まる位置にステーが作られていて思った以上に簡単な位置出しとなってしまいました。
- 使用する道具/用具
- 室内機、スイッチパネル、コンデンサーの取付場所について
- 作業での注意点
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